遊んでEnglish

遊びながら英語を練習したい

ポケットモンスター・シールド オープニング後半

ダンディがバンザーイをした続きです。

 

ダンディのアップ

Oh! But I’m getting carried away. Please allow me to introduce myself.

失礼、はしゃぎすぎました。自己紹介させていただきます。

carry away:夢中にする、興奮する

introduce myself:自己紹介する(自分自身を紹介する)

Oh!は日本語だと「オウ!」よりも「失礼」の方が自然な気がします。

allow me to~は「(私が)(to以下することを)許可する」の意味なので、この文を直訳すると「私が自己紹介することをお許しください」ですが、それだと仰々しすぎるので「自己紹介させていただきます」という具合に調整しました。

 

やっとダンディの名前が出てきた

My name is Rose, and it is a pleasure to be here.

わたくしはローズと申します。ここに来られて光栄です。

My name is~:私の名前は~です

中学校英語の最初に習う定型文ですね。ついに出てきました。

CEOっぽい人がこのシチュエーションで「私の名前は~です」とは言わないでしょうから、「わたくしは~と申します」と訳しました。ダンディの名前はローズと言うそうです。ポケモンシリーズでキャラクター名によく使われる花の名前ですね。薔薇とはなんてエレガント。

pleasure:喜び、光栄

It is A to B(動詞):BすることはAだ

be here:ここにいる

意味的に「ここにいることは光栄だ」と言っています。「ここに来られて~」は日本語での自然さを求めて付けた訳です。

 

カメラが退きました

Now turn your gaze to the Galar region’s greatest Pokémon Trainer, your undefeated Champion…

さてご覧ください、ガラル地方最強のポケモントレーナー、我らが不敗のチャンピオン…

gaze:注視、凝視、視線

turn your gaze to:~に視線を移して

 

デデン!

It’s time for Champion Leon’s exhibition match!

チャンピオン・レオンのエキシビションマッチが始まります!

It’s time for:~の時間だ

 

リザードンのポーズ!

リザードンのポーズ(勝手に命名)!陸上選手ウサインボルトのポーズを思い出します。彼が活躍していたころに親戚の子供の前でウサインボルトのポーズを真似したらウケてくれました。

リザードンのポーズをする彼はレオンというみたいです。

 

別の兄ちゃんも登場

Exhibition or not, Leon, your pristine record is about to end—when I beat you here today!

エキシビションマッチだろうが関係ない!お前の綺麗な記録に終止符を打ってやるぜ、レオン。今日こそお前に勝ちにきた!

pristine:汚れていない、素朴な、無傷の

about to:~しそうである

A or notを「Aだとしても、そうではなくても」の意味合いにして訳してみました。

チャンピオンと比べてチャラい、もといオシャレな雰囲気の挑戦者ライハンです。ピアス付けてるし。

 

すごい服装のチャンピオン

You know I don’t lose battles, Raihan!

俺は負けたことなどないだろう、ライハン!

You know~は「あなたは~を知っている」ですが、この場で「俺が負けたことはないとお前は知っているだろう」なんて言い方をするのはちょっと流暢じゃないので、「俺は負けなしだぜ」を少し上品にしたくらいの言い方に訳しました。

チャンピオン・レオンの来ているシャツにソードとシールドのイラストが付いています。画素数の増加に合わせて意匠に細かい工夫が施されていますね。

 

うずくまって光り始めるリザードン

Charizard! Dynamax!

リザードンダイマックスだ!

英語ではリザードンはCharizard、ダイマックスはDynamaxになるんですね。

DynamiteやDynamicなどの単語に躍動的なイメージが含まれているので、英語だとDymaxと呼ぶよりもDynamaxの方が、ポケモンが巨大化する状態を想像しやすいのかもしれません。

リザードンの英語名Charizard、rizardの部分はトカゲをモデルにしているところから想像しやすいですが、Chaは何から持ってきたのでしょう。

 

そしてタイトル

オープニングタイトルに出てくるPoKéMoNは子音がすべて大文字になっています。子音を強調したかったのでしょうか。

シールドバージョンを選んだ理由ですか?

もちろんマイリトルポニータしたかったからですとも。

 

先程の緊張感のあるスタジアムから画面が切り替わります。

ウールーの遠吠え

ウールーの遠吠えシーン。

放し飼いにされている羊(ポケモン)、蔦か苔が生えている石造りの塀に、外壁に蔦の這っている茅葺き屋根の家。のどかな田舎の風景が流れてきました。家の裏手にはちょっとした森すら育てられています。

本作では農村で育った少年少女として旅をすることになるんですね。都市へ人口が密集する現代の日本では、なかなか体験できないシチュエーションです、ワクワクしますね。

 

まごうことなき現代っ子

そして主人公の家へ場面が切り替わる。

ソファに座ってスマホを眺める少年Citronにズームイン。

ポケモン世界版のYouTubeでさっきの開会式を視聴していたのでしょう。現代っ子や……。

レッド、グリーンの時代には一家に一台パソコンがあるかも怪しかったのに、今や農村の子供が個人用デバイスで動画をリアルタイム視聴できるという驚異のユビキタス社会。久しぶりのポケモンは時代の変化が身に沁みますね。

 

Maybe continued...

ポケットモンスター・シールド オープニング前半

自分のお尻をぺんぺん叩いてどうにか1ヶ月以内に2つ目の記事を投稿出来ました、冬至です。中高生の頃は内容のないような記事を週に2,3本投稿していたこともあったのに今では投稿内容がある程度決まっているブログでも更新するのが面倒だと感じてしまっていけません。これが大人になるということなのか…?

 

さて前回は主人公Citron君の見た目を名前を登録したところで終了しました。今回はその続きを見ていきます。

 

YouTubeのようなレイアウトの画面

ゲーム開始早々、画面中央左寄りに大きなメインフレーム、右側にいくつかのオススメ動画のサムネイルを並べたYouTubeのようなレイアウトの画面が出てきます。そしてメインフレームにズームインしつつ画面の彩度が上がっていきます。オンラインサービスが普及している前提の演出がとても現代っぽいですね。

左上の動画配信サービス名と動画のタイトルが気になるところです。(Cの形をしたロゴの会社名は作中で出てきます)

 

タイプ:ダンディが何かを話し始めた!

Welcome, one and all!

みなさま、ようこそおいでくださいました!

(one and all:みなさま)

毎バージョン見る名台詞

Welcome to the wonderful world of Pokémon!

ポケットモンスターの素晴らしい世界へようこそ!

シールドでは「ポケットモンスターのせかいへようこそ!」を言うのはポケモン博士ではなく、このCEO風なダンディのようです。もしやこのCEO風ダンディが本作のポケモン博士なのか?と思った人もいるかもしれませんね。

「wonderful」と形容詞がおまけで付いているのが英語文化という感じがしますね。

英語版ではPokémonのéにアクセント記号が付きます。半角英数で入力したときに一発で変換できる機能がほしいですね。

 

説明を始めるダンディ

Our beloved Galar region is a wonderful place, with thriving nature...

我らが最愛のガラル地方は豊かな自然のある素晴らしい場所です

beloved:最愛の、大切な

thriving:繫栄している、盛んな

(背景のスクリーンに映し出される超上空から撮影されたガラル全貌、たしかに緑色の面積が多い)

説明の続き

Our beloved Galar region is a wonderful place, with thriving nature...

beautiful cities, and many Pokemon with which we share our lives!

(我らが最愛のガラル地方は豊かな自然)、美しい街並み、そして私たちが人生を共にするたくさんのポケモンたちのいる(素晴らしい場所です!)

(続きがあったので翻訳文の構成を訂正しました)

 

モンスターボールが登場

As you know, our society is able to thrive…

ご存知の通り、(彼らのおかげで)私たちの社会は繁栄することができます

thrive:繁栄する(thrivingの動詞形)

ボールから象みたいなポケモンが登場

thanks to help from these mysterious creatures that we call Pokémon.

私たちがポケモンと呼んでいる、このミステリアスな生き物たちが手伝ってくれるおかげです。

 

ポケモンも飛んできたぞ!

Yes, Pokémon are all around us—in the sea, in the sky, and even with us in our towns!

そう、ポケモンは私たちの周りのいたるところにいるのです。海に、空に、そして私たちの住む町の中にも!

all around us:私たちの周りのいたるところに

(Yesの意味合いが難しい一文です、この文では返答の「はい」よりかは前出の語句を強調する「それどころか」の意味で使われているのかなと思います)

 

力こぶを作るポーズをとるダンディ

And those of us who choose to raise and train Pokémon to do battle and compete…

そしてバトルし競い合うためにポケモンを育て鍛える人もいて…

(ここでraiseは「~を育てる」の意味で使われている)

ばんざーい!をするダンディ

we call Pokémon Trainers!

私たちは(彼らのことを)ポケモントレーナーと呼びます!

(callの目的語が既に文の前半に出てきたので省略されているパターンです)

 

 

初代でオーキド博士がしてくれた説明の大部分を説明してくれたこの人、いったい誰なのでしょうね。

また、ここまでの説明をなぜサッカーコートのような場所で多くの観衆に囲まれて行っているのかもこの時点では謎ですね。ポケモンの説明だけなら競技場よりもTEDトークのようなシチュエーションの方が合っていそうですが。

 

YouTube風な動画サイトからCEO風なダンディの演説を視聴する演出がとてもネット社会を反映していると感じたオープニング(前半)でした。

 

Maybe continued...

ポケットモンスター・シールド 序章

中学高校大学と受動的にも能動的にも英語を勉強してきたはずなのに海外旅行でまともに話せた覚えのない冬至です。

英語に若干の苦手意識を抱えたまま大人になってしまい、このままでは世界をあまり満喫できないまま老いてしまうと危機感を覚えたので、久しぶりに英語の練習をしようと思いました。

しかし科学論文やニュース番組などをスルスル理解する自信はないし、かといって言葉を話し始めた幼児向けの教材では飽きてしまいます。

そこで辿り着いた方法は――遊びながら英語の練習をすればいいじゃないか!

身近な遊びといえばゲーム、ゲームといばポケモン、ということで2019年11月に発売されたポケットモンスター・シールドを英語設定でプレイしながらリアルな英語に親しんでいきたいです。思えばポケットモンスターの赤緑金銀はカタカナに親しむ強い味方になってくれたので、きっと今回も強い味方になってくれると思います。

 

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主人公の名前を決めよう!

冬至といえば柚子風呂です。柚子は英語でCitrusですが、名前にするならフランス語のCitronの方が呼びやすいので私はこれからCitron君としてガラル地方の旅に出ます。

 

You can't change languages after starting your game!

ゲーム開始後は使用言語を変えられません!

 

Confirm that your information is correct

あなたの情報が正しいか確認してください

Confirm:確認する

correct:正しい

 

ポケットモンスター・シールドでは主人公の性別と名前、それから髪や肌の色を最初に設定することになります。(髪と肌の色はゲーム開始後に変更できます)

 

 

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設定のセーブ画面・昔の主人公が縮んでいくシーンよりスタイリッシュだ

 

Registration complete!

登録が完了しました!

registration:登録

 

Now saving...

ただいまセーブ中…

(セーブとはゲームデータを記録媒体に保存すること)

 

Your progress in this game will automatically be saved with the autosave function.

このゲームでのあなたの活躍はオートセーブ機能によって自動でセーブされます。

progress:進歩、発達

automatically:自動的に、機械的

progressは直訳すると「進歩」「発達」などになりますが、「活躍」と表現する方がポケモンっぽくなりました。

あとautomaticallyってそこに差し込むんやなという発見がありました。なんとなくwill be automatically savedみたいな順番で並べる気がしていました。

 

右下の文字は読めないんだけど、「Now loading...」と読める気もする。

 

数十秒で済ませる設定画面を記事にするのに数十分掛かっていてオイオイこんな調子で大丈夫かという感じもしますが、無事に殿堂入りまで進めるのでしょうか。

 

 

Maybe continued...